今日は「7つの習慣」が大好きな大学生の方にお集まりいただきました。無事に就職活動を乗り切り、この春から社会人としてお仕事をなさるわけですが、みなさんの仕事観(仕事に対する価値観)みたいなことからお聞きしてもいいですか?




花田周明さん:自分自身をどのように残すことができるかということをいつも考えています。それはベンチャー企業を立ち上げて会社を残すこと、人の記憶の中に自分を残すこと、人材教育的な立場で人を残すといった、様々な意味を持っているのですが、簡単に言うと、「花田」はどこまでいけるのか、でしょうか。春からお世話になる会社に決めたのも、その会社の企業理念が「人物を残す」だったからです。
芹田治さん:私は理系なのですが、研究者向きではないと思い、研究職は選択肢として考えませんでした。色々な事業を起したいと思っているので、そういった意味でもベンチャー企業に入って、なんでも経験してやろうって思っています。
川村功さん:花田さんに少し似ているのですが、私も自分の分身を残したい気持ちが強くて、ベンチャー企業にお世話になります。自分の作った製品もいいのですが、できれば自分が作って、後世まで残せるような会社にできたら最高です。そのためには、相当な激務が必要でしょうし、そのほうが身につくと思っています。職種はあまり関係なく、社長の意見に共感できるかどうかで会社を選びました。
そういった価値観を形成していく中で、「7つの習慣」はどんなふうに影響を与えましたか?
芹田:私は、知り合いの社長さんに「7つの習慣」的なことを叩き込まれました。「自分のやりたいことを100個書け」、「重要領域で生きる」など、私の価値観に大きな影響を与えたと思います。そのせいか、『7つの習慣』を読んだときは、「あの社長さんが言っていたことだッ」と自分で体験したことを再確認するような形でしたね。学生のうちに『7つの習慣』を読んだことで、サークルの会議の運営の仕方が変わりました。「重要事項」の討議を行うなどして、今、すべきことを明確にすることで、会議の効率を上げることができました。
川村:3年生のときに『7つの習慣』を読んだのですが、間違いなく大企業志向からベンチャー志向に変化したきっかけにはなりましたね。価値観とは関係ないかもしれませんが、就職活動中に、普通なら面接の合否が気になってしかたがないときでも、「影響の輪」に集中することで自分の感情をコントロールして、今本当にすべきことを行ってきました。「時間管理のマトリックス」も本当に役立ちました。
偶然かもしれませんが、みなさん「ベンチャー志向」でいらっしゃいますよね。
芹田:25歳までに力をつけたいですね。将来、親や家族を養わなければならないし、自分のやりたいことだって色々あります。そのためには数字というか結果も出さなければならない。ベンチャーを選んだのは、なんでもやらなければいけないので色々な仕事を経験できそうだと思ったのと、あとは、自分の行動がどれだけ会社に影響しているのかをリアルに体感できると思ったからですかね。
花田:私は数字的な目標はあえて設定していませんが、やはり芹田さんと同じように、3年である程度の自信をつけていたいと思っています。
社会人の方でも実行するのが難しいという人は少なくないのですが、大学生のみなさまが「7つの習慣」の良さを活かしているところはどのようなことですか?
川村:私は競技スキーをやっているのですが、同期にすごい人がいて、その人をオフシーズンの間に抜いてやろうと思ってがんばりました。結果的には0.1秒差で負けたのですが、目標を設定し、達成するためのタスクを書き出して実行するというやり方は、今でも続いています。
それに、「時間管理のマトリックス」の中にある「第II領域」活動は、普段でも意識しています。ネットサーフィンやとりとめのないことをやろうとすると、「これは第IV領域だ」と気づき、英語や学校の勉強をするようになりました。
芹田:昨年、イチローさんの小学生時代の作文を見たのですが、小学生のときにあれだけ具体的に書けるものかと驚きました。「第二の習慣」にあるように、軌道修正はあるものの、終わりの姿を描いた上ではじめることの大切さを感じました。
花田さん、芹田さんは、「フランクリン・プランナー」ユーザーでもいらっしゃるのですが、これまでの手帳と何が違いますか?
花田:自分自身をマネジメントする機能や価値観を書くことで自己分析できることがいいですね。今をしっかり明確にしておかないと、10年後の将来を見据えることはできませんし。
芹田:気持ちの面で変わりますね。モチベーションが上がるっていうんですかね。僕はフランクリン・プランナーを、自分を変えるつもりで使い始めました。手帳を使い始めて、書くことの重要性にも気づきました。頭では分かっているつもりでも、書くことで客観的に判断することができるし、整理しやすくなるんですよ。スケジューリングもかなり楽になりましたね。時間軸が表記してあるので、1日ってこんなに時間があるんだって思えますし、余裕を持ってスケジューリングすることができます。1日2ページあるので、その日に経験したことや読んだ本のことなど、なんでも書き込めるのもいい所ですよね。
学生にとって高価ではないですか?
芹田:高いのかどうかは使ってみないとわからないですし、自分への投資と考えれば高いとは思わないですね。何よりも、持っているだけで仕事ができそうなイメージがするじゃないですか(笑)。かっこいいですよ。手帳を出した時の相手のインパクトも違いますしね。
川村さんも使わざるを得ないですね(笑)。
川村:私も使います・・・・
何か変化はありましたか?
芹田:出会いの機会が増えました。就職活動のときにも、使っている人に声をかけましたし、社会人の人でも使っている人がいると気軽に話せます。人脈が広がりました。
花田:同感です。社会人の方との垣根がなくなった感じがしました。
社会人になられても頑張ってください。そして目標が実現できるようにお祈りしています。
【後記】
学生時代から、自分をしっかりと見つめ、将来の目標に向かって進むみなさんには、こちらも本当に刺激を受けます。「7つの習慣」の普遍さに改めて感じ入るとともに、私たちも大学生の方々をサポートさせていただかなければ、と思いました。